リトミックとは
リトミックは、スイスの作曲家・音楽教育家エミール・ジャック・ダルクローズによって20 世紀はじめに考え出された音楽教育法です。
さまざまな活動の中で音楽を楽しみながら音楽の基礎能力を伸ばすとともに、身体的・感覚的・知的な面からも子どもたちの潜在的な力の発達を促す人間教育でもあります。
リトミックを通して身につく力
- 音楽的能力
音を聴き分けて動く即時反応や、リズムに合わせて体を動かしたり、音を楽しむ活動を通して、音楽的な基礎能力や表現力が身に付きます。
- 潜在的な基礎能力
想像力や創造性、注意力、集中力、思考力など、音楽的な力だけではなくこれからの人生でとても大切な力を育みます。
また、レッスンの中で先生やお友だち、保護者の皆さんと関わることで協調性や社会性も身に付いていきます。
リトミックでは、あらかじめ決められた動きを覚えて繰り返すのではなく、先生が演奏する音楽を聴いて、それに反応して自分で考え、体を使って表現します。
『感じ取り→考え→行動する』という3つのステップが、リトミックだけに限らず普段の生活でとても大切な行動パターンのトレーニングにも繋がっています。
さらに、音楽に対して即座に反応する「即時反応」を重視し、集中力や反射性を養い、感じ取ったことを即座に表現することで、心と身体のバランスをとることを目指しています。
レッスンではどんなことをするの?
Step1、2は親子で参加するクラスです。
ママ・パパのお膝の上でリラックスしながら、聴こえてくる音・リズムの違いを感じるあそび。
音楽に合わせて歩いたり、止まったり、教室の中をお散歩しながら即時反応。
音の速さ、高低を聞き分けるあそびにもチャレンジします。
また、ピアノだけでなく様々な楽器の音に触れたり、季節のお歌や、指先を使う活動も取り入れながら、脳にたくさん良い刺激を与えていきます。
きじばと音楽教室のレッスンでは、子どもたちが「いつものお歌だ!」「これできるよ!」と繰り返しを楽しみ、安心して自信を持って取り組むことのできる『継続する活動』と、「初めてだけどやってみたい!」「できるかな?」のドキドキを楽しみ、少しずつチャレンジしていく『新しい活動』、子どもたちの様子を見ながらバランスよく取り入れています。
それぞれのペースでリトミックを楽しもう♪
月齢や発達のスピード、性格によってレッスンへの取り組み方は様々。
日によって「もっといっぱい動きたい!!」「今日はお友達の様子を見ていたい気持ち。」子どもたちの心の様子も違いますよね。
もちろんそれぞれのペースで大丈夫。参加できるところから、見て、聴いて、いろんな形でリトミックを楽しみましょう。
おうちの方がリラックスして楽しんでいる姿をたくさん見せてあげることも大切です。たくさんふれあい、子どもたちの様々な表現を受け止めて、親子で一緒に音楽の楽しさを共有していきましょう♪